2022年3月に第12回日本腎臓リハビリテーション学会学術総会を開催いたします
来年になりますが、2022年3月26日・27日に、岡山コンベンションセンターにおいて第12回日本腎臓リハビリテーション学会学術総会を当科主催で開催します。
腎臓病の患者さんは筋力や体力の低下が生じやすく、身体機能の低下は腎臓病の経過、健康寿命、生命予後などに悪影響を及ぼすことが知られています。「腎臓リハビリテーション」とは、腎臓病患者さんに対して行う運動療法・食事療法・精神的ケアなどの多面的なリハビリテーションのことで、様々な面で良い効果が得られることが分かってきました。
開催に向けて現在鋭意準備を進めております。今回の学術総会に腎臓リハビリテーションをより一層普及・発展させ、腎臓病患者さんの健康の維持・向上に貢献することができれば幸いです。
公式ホームページはこちら:第12回日本腎臓リハビリテーション学会学術総会
3月の第2木曜日(11日)は世界腎臓デーです
3月11日 (木) は『世界腎臓デー』
慢性腎臓病(CKD)は日本人の8人に1人がかかる『新たな国民病』です。
早期に発見すれば予防・治療が可能です。年に一度は検診を受けましょう。
板野精之先生の論文がAmerican Journal of Physiology-Renal Physiology誌へ掲載されました
この研究では糖尿病マウスに尿酸降下薬であるTopiroxostatを使用し、腎臓への効果を検証しました。糖尿病の腎糸球体において発生する酸化ストレスを抑制し、尿蛋白が軽減したという結果をまとめた研究論文です。
Am J Physiol Renal Physiol 319: F765–F772, 2020
『Non-purine selective xanthine oxidase inhibitor ameliorates glomerular endothelial injury in InsAkita diabetic mice』 Seiji Itano, Hiroyuki Kadoya, Minoru Satoh, Takashi Nakamura, Takayo Murase, Tamaki Sasaki, Yashpal S. Kanwar, and Naoki Kashihara.
第29回中国腎不全研究会学術集会にて当科の高須将伸先生、岡本叡明先生がポスター発表を行いました
第29回中国腎不全研究会学術集会
ポスター発表
『後天性血友病Aを発症した維持血液透析患者の一例』 高須将伸
『認知症を有する腹膜透析患者におけるassisted PDの可能性』 岡本叡明
3月20日(土・祝) 第8回CKD(慢性腎臓病) 県民公開講座にて当科 佐々木環教授が講演を行いします
第8回CKD(慢性腎臓病) 県民公開講座
「腎臓と栄養」をテーマに、新型コロナウィルス拡大防止のため今年はオンライン形式で開催されます。
当科 佐々木教授、赤岩医師会管理栄養士 草谷先生、川崎医療福祉大学 市川准教授の3名が講演を行います。
参加定員は先着500名様(参加無料)で3月14日(日)までに事前申し込みが必要です。申し込みは下記からどなたでも可能です。興味のある方は是非ご応募ください。
山本稔也先生の論文がCEN Case Reportsへ掲載されました
CEN Case Rep. 2021 Jan 7.
『A rare case of amyloid light‑chain amyloidosis with bilateral perirenal hematoma shortly after initiation of peritoneal dialysis』 Toshiya Yamamoto, Hiroyuki Kadoya, Eriko Urabe, Seiji Itano, Tamaki Sasaki, Naoki Kashihara.
十川裕史先生の論文がTherapeutic apheresis and dialysis誌へ掲載されました
Ther Apher Dial. 2020 Dec;24(6):736-738.
『Drastic change in protein intake may cause a rapid decline of residual renal function after initiation of peritoneal dialysis』 Yuji Sogawa, Hiroyuki Kadoya, Naoki kashihara
柏原直樹先生の記事が日本経済新聞夕刊へ掲載されました
日経健康セミナー21 withコロナ時代の慢性腎臓病(CKD)診療 2021年2月1日(月)
角谷先生がOkayama Prefectural Medical AssociationにてAcademic Award 2020を受賞しました。
Okayama Prefectural Medical Association
『Klotho is a novel therapeutic target in peritoneal fibrosis via W nt signaling inhibition』Hiroyuki Kadoya
山内先生が『ベスト指導医』賞を受賞しました。
毎年、当院の全研修医の投票によって最も優れた指導医「ベスト指導医」が選出されます。
前年度の投票で、当科の山内 佑 が今年のベスト指導医に選出されました!
研修医だけでなく、医学生、医療スタッフ、そして患者さんからも多くの信頼をいただいているドクターです。
板野先生の論文がAmerican Journal of Hypertensions誌に掲載されました。
健康診断を受診した慢性腎臓病(CKD)未発症者のデータを解析し、簡便に測定可能な動脈硬化の指標であるCAVI(Cardio Ankle Vascular Index)が、将来のCKD新規発症リスクの予測に有用であることを示した研究論文です。
American Journal of Hypertension. 2020 Nov 3;33(11):1003-1010.
Association of Arterial Stiffness With Kidney Function Among Adults Without Chronic Kidney Disease
Seiji Itano, Yuichiro Yano, Hajime Nagasu, Hirofumi Tomiyama, Hiroshi Kanegae,
Hirofumi Makino,Yukihito Higashi, Yusuke Kobayashi,Yuji Sogawa, Minoru Satoh,
Kenji Suzuki, Raymond R. Townsend, Matthew Budoff, George Bakris, and Naoki Kashihara.
J-CKD-DB研究(我が国における慢性腎臓病患者に関する臨床効果情報の包括的データベースの構築に関する研究)に関する研究論文2報がPLoS One誌に掲載されました。
日本腎臓学会主導の大規模な腎疾患データベース研究であるJ-CKD-DB研究(http://j-ckd-db.jp/index.html)を解析した2つの論文が発表されました。日本国内の保存期腎不全における腎性貧血の有病率や治療実態を調査した研究、および高尿酸血症と電解質異常の有病率を調査した研究です。
PLoS One. 2020 Jul 20;15(7):e0236132.
Prevalence of anemia in patients with chronic kidney disease in Japan: A nationwide, cross-sectional cohort study using data from the Japan Chronic Kidney Disease Database (J-CKD-DB) :
Tadashi Sofue , Naoki Nakagawa, Eiichiro Kanda, Hajime Nagasu, Kunihiro Matsushita, Masaomi Nangaku, Shoichi Maruyama, Takashi Wada, Yoshio Terada, Kunihiro Yamagata, Ichiei Narita, Motoko Yanagita, Hitoshi Sugiyama, Takashi Shigematsu, Takafumi Ito, Kouichi Tamura, Yoshitaka Isaka, Hirokazu Okada, Kazuhiko Tsuruya, Hitoshi Yokoyama, Naoki Nakashima, Hiromi Kataoka, Kazuhiko Ohe, Mihoko Okada, Naoki Kashihara.
PLoS One.2020 Oct 15;15(10):e0240402.
Prevalences of hyperuricemia and electrolyte abnormalities in patients with chronic kidney disease in Japan: A nationwide, cross-sectional cohort study using data from the Japan Chronic Kidney Disease Database (J-CKD-DB):
Tadashi Sofue ,Naoki Nakagawa,Eiichiro Kanda,Hajime Nagasu,Kunihiro Matsushita,Masaomi Nangaku,Shoichi Maruyama,Takashi Wada,Yoshio Terada,Kunihiro Yamagata,Ichiei Narita,Motoko Yanagita,Hitoshi Sugiyama,Takashi Shigematsu,Takafumi Ito,Kouichi Tamura,Yoshitaka Isaka,Hirokazu Okada,Kazuhiko Tsuruya,Hitoshi Yokoyama,Naoki Nakashima,Hiromi Kataoka,Kazuhiko Ohe,Mihoko Okada,Naoki Kashihara.
当科主催で第63回日本腎臓学会学術総会を開催しました(2020年8月19日~21日)
当科主催で第63回日本腎臓学会学術総会を開催しました。当初6月26日~28日の会期で横浜にて開催する予定でしたが、新型コロナウイルス流行拡大に伴い日程・開催様式を変更し、8月19日~21日に現地(横浜)での開催と9月23日からのオンデマンド配信、のハイブリット方式で学術総会を開催いたしました。現地開催はおかげさまで盛会のうちに終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
第63回日本腎臓学会学術総会で15演題(理事長講演1演題、シンポジウム2演題、一般演題12演題)発表を行いました。角谷先生が優秀演題賞を受賞しました。
第63回日本腎臓学会学術総会
理事長講演
『腎臓病の克服を目指して―新型コロナウイルス感染症と腎臓病― 』柏原 直樹
シンポジウム
『包括的慢性腎臓病データベース(J-CKD-DB)とリアルワールド データベースの活用』神田 英一郎
『炎症・酸化ストレスUp date』長洲 一
一般演題
『アルブミン尿を有する2型糖尿病患者に対するエサキセレノンのアルブミン尿減少効果と安全性の検討』柏原 直樹
『日本人高カリウム(K)血症患者におけるジルコニウムシクロケ イ酸水素ナトリウム(SZC)の長期安全性』柏原 直樹
『膜性腎症における糸球体上皮細胞(糸球体ポドサイト)障害(喪 失)の電子顕微鏡観察』佐々木 環
『AIを用いたCKD患者の予後予測システムの開発と予後パターンの分類』神田 英一郎
『内皮機能障害はinflammasome 活性化を介して老化関連腎障害を促進させる』長洲 一
『Keap1/Nrf2経路によるGFR制御機構の解明』城所 研吾
『eNOS╱sGC╱PKG経路活性化はWnt╱beta-catenin経路抑制効果を介して腎間質線維化を抑制する』角谷 裕之
『Association between the laxative prescription and mortality in hemodialysis patients;from Japan-Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study』板野 精之
『CKD未発症の健診受診者における動脈硬化とCKD新規発症リスクに関する検討』板野 精之
『亜鉛欠乏は慢性腎臓病増悪のリスク因子である』徳山 敦之
『2型糖尿病モデル動物におけるSGLT2阻害薬による糸球体血行 動態変化とその機序解明』和田 佳久
『糖尿病性腎臓病におけるSGLT2阻害薬Canagliflozinの糸球体 内皮機能改善効果の検討』近藤 恵
優秀演題
『eNOS╱sGC╱PKG経路活性化はWnt╱beta-catenin経路抑制効果を介して腎間質線維化を抑制する』角谷 裕之
柏原直樹教授がNHK Eテレ 2020年6月27日『チョイス@病気になったとき 今知りたい!新型コロナ対策(4)腎臓病のあなたへ』に出演しました。
番組の再放送は7月3日(金)午後0時から0時45分です。
和田佳久先生が公益財団法人川崎医学・医療福祉振興会 教育研究助成金を獲得しました。
『我が国における慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)患者に関する臨床効果情報の包括的データベースの構築に関する研究』(コホート研究)がScientific Reports誌に採択されました。
SCIENTIFIC REPORTS. 2020 Apr 30.
Nakagawa N, Sofue T, Kanda E, Nagasu H, Matsushita K, Nangaku M, Maruyama S, Wada T, Terada Y, Yamagata K, Narita I, Yanagita M, Sugiyama H, Shigematsu T, Ito T, Tamura K, Isaka Y, Okada H, Tsuruya K, Yokoyama H, Nakashima N, Kataoka H, Ohe K, Okada M, Kashihara N.
Nephrology Dialysis Transplantation誌に角谷先生の論文が掲載されました
Nephrol Dial Transplant. 2020 Mar 28. [Epub ahead of print]
Klotho is a novel therapeutic target in peritoneal fibrosis via Wnt signaling inhibition
Hiroyuki Kadoya
The 9th chronic kidney disease CKD Frontier Awardを受賞しました
The 9th chronic kidney disease CKD Frontier
Zinc deficiency is a risk factor chronic kidney disease progression 徳山敦之
【中止】3月14日倉敷健康福祉プラザにて【2019年度 第10回 川崎学園市民公開講座】が開催されます
テーマは「防ごう、治そう、腎臓病」です。
当科の柏原教授、佐々木教授、板野講師、川崎医療福祉大学の市川先生が講演を行います。
参加無料(事前申込不要)となっておりますので、是非ご参加ください。
くらしき健康福祉プラザ:アクセスはこちら→ https://kgwc.or.jp/plaza/transport-access
【中止】2月29日倉敷国際ホテルにて【世界腎臓デー 市民公開講座2020】を開催します
2月29日(土)13:00から 倉敷国際ホテルにて予定しておりました市民公開講座 「慢性腎臓病について~腎臓を知ろう!~」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、中止とさせていただきます。
ご参加を予定して下さった方々には誠に申し訳ありませんが、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。
テーマは「慢性腎臓病について~腎臓を知ろう!~」です。
当科の長洲 一 講師、川崎医療福祉大学の市川 和子 先生が講演を行います。
参加無料となっておりますので、是非ご参加ください。
減塩グッズやオリジナルキャラクター『トリプリカちゃん』のトランプが貰えるよ!
3月14日(土)14:00から 倉敷健康保健プラザにて予定しておりました市民公開講座 「防ごう、直そう、腎臓病」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、中止とさせていただきます。
ご参加を予定して下さった方々には誠に申し訳ありませんが、ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。